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トリノ国立シネマミュージアム

トリノの国立シネマミュージアム･･･並みのものではありません。ともかく通常の感覚でいうミュージアムとは違います。百聞は一見にしかず。一度訪れてみれば、どれほど特殊で新鮮な場所か、息を呑みながら知ることができるでしょう。
充実の展示資料といい、科学・教育活動への意欲的取り組みといい、ここが世界有数の貴重なミュージアムであることは言うまでもありません。ただし、本当の 独自性はその奇抜な展示レイアウトにあります。所在地は、異色の建造物として名高いトリノ市のシンボル、モーレ・アントネリアーナ（Mole Antonelliana）の中。スイス人映画セットデザイナー、フランソワ・コンフィーノ（ François Confino ）が創意工夫により、建物内の空間を一変させました。見学コースを幾通りもとれる迷路状のつくりが壮観な展示を実現し、視聴覚両面で来場者にこれでもかと、感動的名作映画との出会いにも似た新鮮な驚きを繰り出します。
ミュージアムを超えた魅力。館内に足を一歩踏み入れた瞬間から、あなたはただの来場者ではなく、探検者であり、脚本家、俳優、観客でもあるのです･･･ここから得る報酬は、私たちの願いともいうべき忘れがたい体験からの感動です。
お楽しみに。